T300RSの内蔵冷却ファンを交換してみた|995円のファンと交換後の音

T300RSの内蔵冷却ファンを交換してみた|995円のファンと交換後の音

長年使っているT300RSですが、最近になって冷却ファンから「ブーン」という振動音がするようになりました。

以前より明らかに音が気になるようになったので、そろそろファンの交換時期なのかなと思い、新しいファンを購入しました。

今回用意したのは、Amazonで995円(税込)で購入した60mmの冷却ファンです。

交換自体は無事に完了し、新しいファンが回ることも確認できました。

ただ、音については少し意外な結果に。正常に動いていた頃の純正ファンと比べると、新しいファンの方が少し音が大きいかもしれません。

今回は、実際に交換してみた作業の様子と、取り付けてみて分かったことをまとめておきます。

ファンから「ブーン」という振動音がするように

今回交換しようと思ったきっかけは、T300RSのファンから聞こえる振動音です。

以前はそれほど気にならなかったのですが、最近になって「ブーン」という音が目立つようになりました。

ファン自体の劣化なのか、本体との共振なのか、はっきりした原因は分かりませんが、長年使用していることもあって交換を考えるようになりました。

ところが、交換当日に電源を入れてみると、なぜか前日より静かに。常に同じ音が出ているわけではないようです。

それでも交換用ファンはすでに届いていたので、予定どおり交換することにしました。

ちなみにT300RSは、熱ダレを少しでも抑えたくて強制クーリングモードで使用しています。

GT7ではそれでもFFBの低下を防ぎきれていないのですが、今回はその熱ダレ対策ではなく、あくまでファンの振動音が気になったための交換です。

T300RSの強制クーリングモードについては、以前こちらの記事でも紹介しています。

交換前のT300RSを設置したコックピット

購入したのは995円の冷却ファン

今回購入したのは、Security-01としてAmazonで販売されていた60mmの冷却ファンです。

今回購入した60mm冷却ファンをAmazonで見る

本体のラベルには「AMBEYOND AV-F6015MB」と記載されています。取り外した純正ファンはChiefly製の「CC6015S12M」でした。

仕様を比べるとこんな感じです。

今回購入した60mm冷却ファン
項目 純正ファン 交換品
メーカー Chiefly AMBEYOND
型番 CC6015S12M AV-F6015MB
サイズ 60×60×15mm 60×60×15mm
電圧 DC12V DC12V
定格電流 0.25A 0.10A
コネクタ 2ピン 2ピン

サイズと電圧は同じですが、定格電流は純正より小さくなっています。ただ、これだけで風量や冷却性能の違いまでは分かりません。

今回は実際に取り付けて回転するところまで確認できましたが、冷却性能については今後使いながら確認するつもりです。

また、同じ2ピンでもコネクタの形状や配線が必ず一致するわけではないので、そのあたりは注意が必要です。

T300RSを分解してファンを交換

ここから実際の交換作業です。まずはUSBと電源ケーブルを抜き、ステアリングホイールを取り外してから、本体をコックピットから下ろしました。

今回は写真を撮りながら作業したので、全部で約1時間かかりました。

なお、T300RSの本体分解はメーカーが推奨している作業ではありません。内部には電源回路もあり、電源を抜いても危険が残る可能性があります。ここからは自分が行った作業の記録として紹介します。

前面のカバーと底面のネジを外す

最初にステアリング軸の周りにあるリング状のカバーを外しました。この部分は4本のネジで固定されていて、リングを外すとさらに奥に3本のネジがあります。

T300RS前面カバーのネジ穴4か所を赤枠で示した写真
前面カバーのネジ穴4か所。

続いて本体を裏返し、底面外周の5本のネジを取り外します。今回は底面中央のネジまで外す必要はありませんでした。

T300RS底面のネジ周辺

ネジを外して上部カバーを開けると、モーターやヒートシンク、冷却ファンが見えてきます。

上部カバーを外したT300RSの内部

純正ファンにはかなりホコリが付着していた

中を開けてみると、純正ファンには思っていた以上にホコリが付着していました。羽根の縁にも細かな汚れが見られます。

これが振動音の原因だったかどうかは分かりませんが、普段見えない部分なので、今回分解して初めて状態を確認できました。

純正ファンは金属ステーを介して本体に固定されているので、まずは固定ネジを外して取り出しました。

取り外し前のT300RS純正冷却ファン

金属ステーを新しいファンへ移植

取り外した純正ファンと新しいファンを並べて、サイズや取り付け位置を確認しました。

T300RSの純正ファンと今回購入した交換品

今回は純正ファンに付いていた金属ステーをそのまま新しいファンへ移植できました。固定ネジも純正のものを再利用しています。

ファンの向きやケーブルが出る位置は、取り外す前の状態と比較しながら合わせました。

交換品へ移植した冷却ファンの金属固定ステー

ここまでは比較的順調だったのですが、次のコネクタ接続が思った以上に大変でした。

一番大変だったのはコネクタの抜き差し

今回の作業で一番苦労したのが、ファンのコネクタです。接続先は基板に「J_FAN」と印字されているので分かるのですが、とにかく周りが狭い。

純正ファンのコネクタを抜くときも、新しいファンを差し込むときも、指が入りにくくて苦労しました。

取り付ける位置自体は難しくないのですが、コネクタが小さいうえに作業スペースが限られているので、無理な力を掛けないよう慎重に接続しました。

個人的には、ファン交換で一番難しかったのはこの部分です。

T300RS基板のJ_FANコネクタ周辺
基板上の「J_FAN」コネクタ周辺。

ケーブルが長かったので結束バンドで整理

もう一つ気になったのがケーブルの長さです。今回購入したファンは、純正よりもケーブルが長くなっていました。

そのままだと内部の回転する部分などに触れる可能性があるので、余ったケーブルを隣の配線に沿わせて、結束バンドでまとめました。

ファンや可動部分に干渉しないように位置を調整しています。これで取り付け作業は完了です。

新しいファンの余ったケーブルを結束バンドでまとめた状態

組み戻す前にファンの動作を確認

ファンを取り付けたところで、まずは正常に回るか確認しました。ここまで作業して、すべて組み戻してから動かないと分かるのは避けたいところです。

実際に確認してみると、新しいファンは問題なく回転しました。

回転を確認できたので、電源を切ってからカバーを元に戻し、本体をコックピットへ再設置。ステアリングホイールも取り付けて、交換作業は無事に完了しました。

※開いた状態での通電確認には感電や巻き込みなどの危険があります。一般の方にこの確認方法を推奨するものではありません。

ファン交換後にコックピットへ戻したT300RS

交換後の音は純正より少し大きいかも

交換自体は問題なくできたのですが、気になるのは音です。実際に回してみると、正常に動いていたときの純正ファンよりも少し音が大きいように感じました。

ただ、以前気になっていた「ブーン」という振動音とは少し違います。新しいファンは、しっかり回っているような回転音や風切り音が聞こえる感じです。

これが今後どう変わるのかは、しばらく使ってみないと分かりません。少なくとも現時点では、新品に交換したから静かになった、という結果ではありませんでした。

振動音が再発するかどうかも含めて、引き続き様子を見ていこうと思います。

GT7の熱ダレにも変化はあるのか?

以前からGT7では、GTカーなどFFBの負荷が高い車で走っていると、T300RSの反力が弱くなることがあります。特に熱ダレが気になるので、普段から強制クーリングモードを使っています。

今回交換したファンは純正と電流値が異なるため、実際の冷却性能にも違いがあるかもしれません。

ただ、まだ長時間の走行テストはしていないので、良くなったのか悪くなったのかは判断できません。このあたりはGT7で実際に走って、FFBの変化も確認していきたいと思います。

まとめ|交換はできたけれど、静音化はこれから確認

今回、995円の冷却ファンを使ってT300RSのファンを交換してみました。金属ステーも純正のものを再利用でき、取り付け自体は無事に完了。

作業で特に大変だったのは、J_FANコネクタの抜き差しと、長くなったケーブルの取り回しでした。

そして交換後の音は、思っていたほど静かではなく、正常に動いていた頃の純正ファンより少し大きいかもしれません。

安価なファンでも実際に交換して動かすところまではできましたが、静音性や冷却性能まで含めて純正の代わりになるかは、もう少し使ってからの判断になりそうです。

今後も強制クーリングモードで使用しながら、振動音が再発するかどうかと、GT7での熱ダレへの影響を確認していくつもりです。


※この記事は2026年10月31日に実際に行った作業の記録です。Thrustmasterが認めている修理方法ではありません。分解・非純正部品への交換は故障や感電、保証への影響などのリスクがあるため、同様の症状がある場合はメーカーや専門業者への相談を優先してください。

Translate »