MOZA HBPのバネ交換、ネジが硬すぎて回らない|実際に使えた工具
MOZA HBP Handbrakeを使い始めて、最初に装着されていた黄色バネが自分には少し軽く感じました。
自分のHBPには交換用の青バネと、試してみたい付属のダンパー/スペーサーもあったので、「せっかくだから違いを試してみたい」と思い、バネ交換をすることにしました。
ところが、実際に作業を始めると、バネ交換そのものより先に問題になったのが、バネを固定している大きなマイナスネジでした。
これがかなり硬い。
手持ちの普通のマイナスドライバーでは回らず、幅広の水栓ドライバーを買ってみたものの、今度は先端が厚すぎてネジ溝に入りませんでした。
最終的に使えたのは、ANEX フォーラインドライバー レギュラータイプ No.8400 −10×250というかなり大きなマイナスドライバーです。
ただし、工具が合ったから簡単に回ったわけではありません。
ネジ溝にはしっかり掛かりましたが、それでもかなり固く、「これ以上力を掛けて大丈夫か」と怖々回したくらいです。
今回は、実際に試した工具、バネ交換でつまずいたポイント、さらに付属パーツを試した感触までまとめます。
結論:10×250の大型マイナスでようやく回せた
自分の場合、バネ交換用のネジを外せたのは、ANEX フォーラインドライバー レギュラータイプ No.8400 −10×250でした。
試した順番と結果は、以下のとおりです。
| 試した工具 | 自分の環境での結果 |
| 手持ちの普通のマイナスドライバー | 回らない |
| VESSEL 水栓ドライバー No.5700WP | 先端が厚すぎてネジ溝に入らない |
| ANEX No.8400 −10×250 | 溝にはしっかり掛かった。ただし、それでもかなり固かった |
ANEXはかなり大きく、正直収納には困るサイズです。それでも、今回の作業ではこれが一番使えました。

MOZA HBPはアルミフレームのコックピットに固定
バネ交換自体は9月に実施。その後、2026年10月19日に各パーツをあらためて比較し、最終的に黄色バネへ戻しました。
自分はMOZA HBPを、アルミフレームのコックピットにブラケットで固定して使っています。

自分の個体では最初に黄色バネが装着されていて、交換用の青バネも付属していました。
黄色バネでも普通に使えます。ただ、自分には少し軽く感じたことと、せっかく交換用パーツが入っていたので、純粋に「どのくらい違うのか試してみたい」と思ったのが交換のきっかけです。
| 項目 | 今回の条件 |
| 機材 | MOZA HBP Handbrake/自分の個体1台 |
| 固定方法 | アルミフレームのコックピットへブラケットで固定 |
| 最初の状態 | 黄色バネを装着 |
| 使用感の条件 | 体重約56kg。重さや柔らかさは、実際に自分で引いてみた感触です |
| 最終状態 | 黄色バネへ戻した |
バネ交換しようとしたらネジが全然回らない
交換で最初につまずいたのが、バネを押さえている銀色の大きなマイナスネジです。

手持ちの普通のマイナスドライバーを使ってみましたが、ほとんど動きません。
かなり固く締まっていて、小さいドライバーのまま無理に力をかけるのも怖い。ネジ溝を傷めてしまったら、余計に外せなくなります。
そこで、もっと幅の広いマイナスドライバーを探すことにしました。
水栓ドライバーならいけると思ったが、厚すぎた
次に購入したのが、VESSEL 水栓ドライバー No.5700WP(刃幅18mm)です。
幅広のマイナスなので、「これなら大きなネジに合うだろう」と思いました。
ところが実際にHBPのネジへ当ててみると、問題は幅ではなく厚みでした。先端が厚すぎて、ネジの溝に入りません。
幅だけ見れば良さそうでも、自分のHBPのネジには使えませんでした。工具は単純に「大きければいい」というわけではないようです。
メーカー公表の刃幅は18mm、刃先厚みは1.6mm、軸長は85mm、本体全長は134.5mmです。これは工具の公表仕様で、HBPのネジ溝の寸法を示すものではありません。
最終的にANEX 10×250を購入
その次に用意したのが、ANEX フォーラインドライバー レギュラータイプ No.8400 −10×250です。
手持ちのドライバーと並べると、かなり大きいです。長さもあり、「ここまで大きいものが必要なのか」と思うサイズです。
なお、10×250は刃先サイズ×軸長の表記で、全長250mmという意味ではありません。
ただ、実際にHBPのネジへ掛けてみると、今度はしっかり溝に入りました。

ここからが少し緊張しました。
工具が合ったからといって、軽く回ったわけではありません。それでもかなり固く、「これ以上力を掛けてネジを傷めないか」とかなり怖々力を掛けました。
慎重に回して、ようやくネジが動きました。
一度緩むと、ネジ自体はかなり短かった
ようやく回って外してみると、もう一つ意外だったのがネジの短さです。
あれだけ硬かったので、もっと長いネジがガッチリ締まっているのかと思っていました。実際にはかなり短く、最初の固い部分さえ動けば、その後はすぐ外れました。
今回一番大変だったのは、バネ交換そのものではなく、「最初の固い部分をどうやって安全に緩めるか」だったと思います。
黄色バネから青バネへ交換
ネジが外れれば、青バネへの交換自体は完了できました。
まず黄色から青へ交換し、その状態で実際にゲームを走ってみました。

青バネにすると、自分には黄色より明らかに重く感じられました。サイドブレーキを引くときに少し体重を乗せるような感覚になりました。
使えないほど重いわけではありません。しっかりした手応えもあり、感触そのものは悪くなかったです。
ただ、自分は体重が約56kgで、腕力もそこまで強い方ではありません。実際に走っていると、少し重いなと感じました。
感覚的には、黄色と青の中間くらいの重さが理想です。
柔らかい組み合わせは、ゴムっぽくて柔らかすぎた
青バネを試したあと、黄色へ戻す前に、付属のダンパー/スペーサーも組み合わせを変えて試しました。公式説明書では、ダンパー1本・ダンパースペーサー2本と案内されている部品です。

まず柔らかい方。こちらはかなり柔らかく、「ふにゃふにゃしたゴムを潰しているような感触」に近かったです。
レバーを引いたときの手応えが少なく、自分には少し柔らかすぎました。好みの問題ではありますが、自分としてはあまりしっくり来ませんでした。
硬い組み合わせは、途中から一気に硬くなる
次に硬い組み合わせも試しました。
こちらは逆にかなり硬いです。引き始めは動くのですが、途中から一気に抵抗が強くなり、その先はほとんどストロークしないような感覚になります。
自分の印象では、「かなり硬めにセットされたレーシングカーのブレーキペダル」に近い感触でした。
レバーを大きく動かすというより、「途中からはストロークではなく、力を掛けて入力する」ような感じです。
こういう感触が好きな人には合うかもしれませんが、自分には少し硬すぎました。あくまで引いたときの手応えが似ている、と感じた話です。
最終的には黄色バネへ戻した
黄色、青、柔らかい組み合わせ、硬い組み合わせ。一通り試した結果、最終的には黄色バネへ戻しました。
| 試したもの | 自分の感触 |
| 黄色バネ | 少し軽いが、最終的には一番扱いやすかった |
| 青バネ | しっかり感はあるが、自分には少し重い |
| ダンパー/スペーサーの柔らかい組み合わせ | ふにゃふにゃしたゴム感が強く、柔らかすぎる |
| ダンパー/スペーサーの硬い組み合わせ | 途中から急に抵抗が増え、かなり硬めのレーシングカーのブレーキのような感触 |
最初は黄色が少し軽いと感じていましたが、全部試してみたことで、逆に黄色の扱いやすさも分かりました。
理想を言えば、黄色と青の中間くらいの重さがあると、自分にはちょうど良さそうです。
硬いネジを無理に小さいドライバーで回さない方がいい
今回一番伝えたいのはここです。
MOZA HBPのバネ交換で、「ネジが硬すぎて回らない」という状態になった場合、力任せに回す前に工具を見直した方がいいと思います。
自分の場合は、普通のマイナスでは回らず、VESSEL 水栓ドライバーは厚すぎて入らず、ANEX 10×250はネジ溝には合ったものの、それでもかなり固かった、という流れでした。
なぜここまで硬かったのか、原因そのものまでは特定できていません。ほかのHBPでも同じように硬いとは限らないので、「ANEX 10×250なら必ず外れる」とまでは言えません。
小さい工具で無理に回してネジ溝を傷めるより、きちんと掛かるサイズの工具を選びたいところです。合う工具でも動かない、滑る、溝が傷みそうな場合は、それ以上力を増やさず販売店やメーカーへ相談してください。
交換作業の全体手順はMOZA公式説明書を確認してください。この記事は、自分がネジを緩めるときにつまずいた点と、交換後の感触を記録したものです。
まとめ
MOZA HBPの黄色バネを交換しようとしたところ、一番苦戦したのはバネそのものではなく、固定している大きなマイナスネジでした。
自分の場合、普通のマイナスでは回らず、水栓ドライバーは厚すぎて入らず、ANEX No.8400 10×250ならネジ溝にしっかり掛かりました。ただし、それでもかなり固く、慎重に力を掛けてようやく緩んだ、という結果でした。
その後、黄色バネ、青バネ、付属のダンパー/スペーサーを一通り試しました。最終的には黄色バネへ戻しています。
青バネやダンパー/スペーサーもそれぞれかなり違った感触があり、実際に試したことで自分に合う重さが分かりました。
MOZA HBPのバネ交換をしようとして、「このネジ、硬すぎない?」と止まっている人の参考になればと思います。
製品仕様の確認先
工具の寸法やHBPの仕様を詳しく見たい方は、以下のメーカー公式ページも参考にしてください(2026年10月19日に参照)。
MOZA HBP Handbrake公式製品ページ:バネの交換による抵抗・ストローク調整に対応。
ANEX フォーラインドライバー レギュラータイプ −10×250:品番8400。刃先サイズ×軸長は−10×250、マグネット付き。
VESSEL 水栓ドライバー No.5700WP(刃幅18mm):刃先厚み1.6mm、軸長85mm、本体全長134.5mm。
検証日・更新履歴
更新日:2026年10月20日
検証日:2026年9月(バネ交換)、2026年10月19日(各パーツの再比較・走行確認)
結果:交換・走行確認を終え、最終的に黄色バネへ戻した
未確認:ネジが硬かった原因/他の個体での工具適合・再現性