T300RSのファンがPC終了後も止まらない|強制クーリングモードの仕組みと対処方法
PCでT300RSを使っていると、Windowsをシャットダウンしたあともファンが回り続けることがありました。
PCは完全に停止しているのに、T300RSのファン音だけがずっと残っている状態です。
最初はなぜ止まらないのか分からなかったのですが、確認していくうちに、T300RSの強制クーリングモードとUSBの給電状態が関係していることが分かってきました。
結論から言うと、自分の環境では、Windows終了後にT300RSのUSBを抜けばファンはすぐに停止します。
ただ、現在は熱ダレ対策として強制クーリングモードを使っていることと、PCの遠隔起動を残しておきたいことから、T300RS側の電源タップをOFFにする方法で運用しています。
PCをシャットダウンしてもファンが止まらない
この症状が気になり始めたのは2026年6月頃です。
T300RSをPCで使用したあと、いつも通りWindowsをシャットダウンしたのですが、ファンだけが回り続けていました。
T300RS本体のランプは消えているのに、ファンは動いたまま。
しばらく待てば止まるというわけでもなく、放っておいても回り続けていました。
T300RS自体は問題なく使えていたのですが、PCを使っていないのにファン音だけがずっと残るのが気になります。
そこで、何が関係しているのか確認することにしました。
まずWindowsの高速スタートアップを無効にしてシャットダウンしてみましたが、症状は変わりませんでした。
一方、ファンが回っている状態でPC背面に接続していたT300RSのUSBケーブルを抜くと、ファンはすぐに停止。
ここで、USB接続が関係していそうだと分かりました。
強制クーリングモードではUSB給電が続く限りファンも回る
調べてみると、T300RSには自動と強制、2種類のクーリングモードがありました。
自動クーリングモードは、内部温度に応じてファンが動くモードです。
ゲームを終了してからも冷却のためにファンが回ることがあり、Thrustmaster公式「冷却ファンの動作とモーターの冷却について」では、使用中の温度によって5〜45分程度かかる場合があると案内されています。
一方、強制クーリングモードは、T300RSが起動したときからファンが動き、USBコネクターへの給電が止まるまで回り続ける仕様です。
自分のT300RSは、この強制クーリングモードになっています。
そのため、PCをシャットダウンしてもUSB側に給電が残っていれば、ファンも動き続けることになります。
実際にUSBを抜くとすぐ止まったことを考えると、自分の環境で起きていることとも一致します。
同じT300RSをPS5でも使用していますが、こちらではレストモード中の給電が終了すると、T300RSも連動して停止します。
PCとPS5で動きが違うのも、接続先の給電状態が関係しているためだと考えています。
クーリングモードの切り替え方法
T300RSのクーリングモードは、ボタン操作で切り替えられます。
ステアリング側の「ST」ボタンと、ベース側の「MODE」ボタンを同時に押します。
PCの場合、STはステアリングのボタン8に相当します。
切り替えたときのLEDの点滅回数で、どちらのモードになったか確認できます。
- 2回点滅:強制クーリングモード
- 1回点滅:自動クーリングモード
この操作は現在のモードを表示するだけではなく、押すたびにモードが切り替わります。
設定はT300RS本体に保存されるので、毎回操作する必要はありません。
特に強制クーリングモードにした覚えがない場合でも、ファンがずっと回っているなら一度確認してみるとよいと思います。
なお、自動モードに戻しても、使用直後にファンがすぐ止まるとは限りません。冷却のためにしばらく動くこと自体は正常な動作です。
それでも強制クーリングモードを使っている理由
そもそも、自分が強制クーリングモードにしているのは、T300RSの熱ダレをできるだけ抑えたいからです。
T300RSを使っていると、FFBの負荷が高い場面や長時間の走行で、ハンドルの反力が弱くなることがあります。
特にGT7ではこの症状に悩まされていて、強制クーリングモードを使っていても熱ダレを防ぎきれていません。
それでも少しでも冷却を優先したいので、現在も強制クーリングモードを使用しています。
ファンを止めるために自動モードへ戻すという選択肢もありますが、今のところは強制モードを維持したいと考えています。
現在は電源タップをOFFにして対応
もう一つ、PC側の電源設定をあまり変えたくない理由があります。
現在、ゲーミングPCはSteam Linkで別の部屋から遊べるようにしていて、Wake on LANによる遠隔起動を使用しています。
シャットダウン状態からPCを起動できるので、この機能は残しておきたいところです。
BIOSにはErPなど待機電源に関する設定がありますが、変更内容によってはWake on LANが使えなくなることもあります。
そこで自分の場合は、PC側の設定を変更するのではなく、T300RS側の電源を切ることにしました。

現在は、PCでゲームを終えたあとWindowsをシャットダウンし、T300RSのAC電源を接続している電源タップをOFFにしています。
この方法ならファンはすぐに止まりますし、PC側の遠隔起動環境もそのまま残せています。
あくまで自分の環境で採用している回避策で、PC側のUSB給電そのものを変更したわけではありません。
なお、強いFFBで走った直後など、本体が熱を持っているときは冷却を途中で止めないよう注意が必要です。電源を切る場合も、十分に冷却してから行う方がよいと思います。
まとめ
今回のT300RSは、PCをシャットダウンしてもファンが回り続けていましたが、強制クーリングモードの仕様を確認したことで、その理由がかなりはっきりしました。
T300RSのファンが止まらない場合は、まず自動モードなのか、強制クーリングモードなのかを確認するのがよさそうです。
自動モードであれば内部温度に応じて動作しますが、強制クーリングモードではUSBへの給電が止まるまでファンが回り続けます。
自分の場合は熱ダレを少しでも抑えたいので強制モードを維持し、PCの遠隔起動も残したいため、T300RS側の電源タップをOFFにする方法を選びました。
今もこの運用を続けていて、PCを使っていないときにファン音が残ることはなくなっています。
同じような症状で困っている方は、まずクーリングモードとUSBの給電状態を確認してみてください。